アイマスMRライブ 2nd SEASON 春香主演公演に行ってきました(後編)

どうも、底辺春香PのそうPです。前回に引き続きMRライブに参加して感じた事を書いてみたいと思います。かなり僕の主観というか考えが入っているので何じゃそりゃ!と思われる方も居るかと思いますが「こういうヤツも居るんだ」という事で、しばしお付き合いをお願いいたします。

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ステラステージのカッコいい春香さん


【リアルアイドルとデジタルアイドル】

MRライブ天海春香主演公演第3部が終わったのが夜の21時。ここからそにっぴーさんが主催してくれた春香Pミーティングに向かいました。会場はシアターから歩いて直ぐの居酒屋鳥どりさん。予め予約を入れて貰っていたので、20名のメンバーが個室にて周りに気兼ねなくヲタトークを繰り広げられる環境が整っておりました。

参加されたみなさんはお若い方ばかりで、平均年齢を一人で上昇させるワタクシ。で、僕のお向かいにお掛けになったのは紅一点のとうかさん。後日名刺を整理してた時に既にFFであり、そしてあの女性Pの方だったのか!と気がつく有り様。本当に歳はとりたくないものです。失礼いたしました…(^.^;

はっぴっPさんとえぬわいさんが春香さんのドールを飾ってくれたので、居酒屋内で即席の撮影会が始まったり、参加メンバーそれぞれの春香さんへの思いを聞けたりと、とても有意義な時間を過ごしました。

さて、この場で僕が少しだけ語らせて貰ったのは、天海春香と言うデジタルアイドルの永遠性について。現場でのお話はちょっと補足説明が必要だったかな?と思いますので、ここで開陳させて頂きます。

以前のエントリにも少し書いたかと思いますが、僕は大学受験に失敗して予備校生になった10代の終わり辺りから20代前半の頃、複数のリアルアイドルの追っ掛けをしておりました。あっちこっちのライブコンサートに参加したり、エコーはがき(表面に広告が入っていて、その分安いはがきの事)をたくさん買ってきてラジオにお便りを投稿したり、半蔵門JFN前で収録の出待ち入待ちをしたりと精力的(?)に活動しておりました。で、その時に得た教訓というのがこの2つです。

・リアルアイドルは遠くから輝きを愛でるもの

>>リアルのアイドルは当然のことながら人間なので、近づきすぎると見えなくても良い物が見えて来ます。(ex.地の性格とか、異性の影とかね…)僕がアイドルに求めたものはそういう「人間臭さ」では無く、ステージ(やその他の活動)での「輝き」です。

・リアルアイドルが明るく輝く期間はほんの僅かな時間でしかない

>>リアルのアイドルは生き物なので成長という経年変化が有ります。出会った頃は自分の理想像であったアイドルも2〜3年経つと歌う曲の方向性が180度変わったり、違うお仕事に目覚めたり、売れなければ最悪引退という事もあります。

もちろんそう言う変化を楽しむのも有りですし、〇〇は俺が育てた!と言うのも良い物なのですが、僕が好きなのは王道アイドルであり、王道のアイドルソングなんです。急にロックな路線に転向されても困ってしまうし、ミュージカルや演劇にシフトされても「時間が有ったら行ってみよう…」位の気持ちしか持てないんです。

 

【デジタルアイドルのライブは成功したのか】

そんな事情からリアルアイドルの現場からは離れてしまった訳ですが、アイマスのアイドルたちはデジタルな存在なのでこの2点を完璧にクリアしておりました。もともとナムコ大好きっ子(死語)だった事もあって、アケマスは存在を認識しておりましたが近くに無かったためプレイできず、箱版、そしてSPが発売になると自然にゲームを始めておりました。なので、初めの僕の立ち位置は「中の人など居ない!」「アイマスライブは所詮声優さんのライブだろ…」でした。

 この辺の話は下記の記事でもちょっと述べています

sou-p.hatenablog.com

 

そんな立場から始まった春香P人生でしたが、アイマスの特徴である「中の人の性格がキャラクターにも反映されて形作られるアイドル像」とそれを前提にした展開や、「2.5次元感満載のライブ」を経験していくうちに春香さんの中に繪里子さんの存在を強く感じ始めました。そのうち繪里子さん人となりに惹かれてファンになり「なかむランド」に参加したり、知り合いになったPさんから誘われて他のアイマス声優さんのライブにも顔を出すようになりました。そんなこんなで約8年間、若干(?)の波乱もありましたがアイマスというコンテンツに頭までドップリ浸かって来たわけです。

しかし、9thライブあたりから風向きが変わってきました。今までは無かった中の人の病気や結婚、出産に伴う活動の一時休止…。経年変化の無いはずのデジタルアイドルの活動にまさかの事態が起き始めたのです。これは765ASが10年を超えてなお第一線で活躍している事と、あえて中の人を表に出す展開が逆に仇になってしまったように思います。

こういう事になって来ると余計なことを考え出すのが老害の悪い癖。

・僕がアイマス世界に入るキッカケだったのはゲームだし、先に述べたような理由でデジタルアイドルを推す者なので、繪里子さんファンではあるけれどあくまで「天海春香のプロデューサー」と言う立場を主軸として活動してきた。

・故に僕にとっての重要度は「キャラクター>中の人」であり、極論を言えば中の人の理由で表のキャラクターが消えるような事は有って欲しくなくキャラクターの延命のためには声優交代も止む終えないのではないか?

その様な気分で悶々としていたところに始まったのがこの「MRライブ」でした。中の人が表に出て来ないデジタルアイドルのみで行われるライブ。現在のガールズでのライブが生き延びる唯一の形であり、中の人を必要としない、と言うか物理的に拘束しないので負担をかけない、デジタルアイドルのライブとはどういう物になるのか?と期待しながら参加しました。

 

1stでは本店でナポリタン食べたので、今回は支店で♪

 

ドール沼って足を踏み入れてはいけないって聞いたこと有る

 

 【切っても切れない、関係性】

しかし、2ndシーズンのMRライブに参加して思ったのは、こういうライブステージは「中の人」の機転とか話術が無いと場が持たないと言う現実でした。MRライブ2ndシーズンの春香さんとのコミュニケーションタイムは客席側も「プロデューサーとしての返答」を意識した結果、プロデューサーさんを笑顔にしたいと問う春香さんに「笑って」とか「踊って」などの言ってみれば模範的な回答が多くなったと思います。その結果、春香の回答も「ライブがんばりますね!」等の優等生的なものが多かった。この程度の反応ならAIでも出来そうですが、わざわざライブ会場まで足を運んで楽しむほどでは無く、むしろ自宅のモニターで周りに気兼ねなくニヤニヤ出来た方が良いのかもしれません。これぞライブならではのコミュニケーション!と思わせるものはやはり裏に繪里子さんが居たからこそ成り立っていました。例えば「笑って」を何気なくアカペラで口ずさんで会場のPを笑顔にするどころか涙目にしてみたり、客席から煽られた結果、拗ね春香を突然ぶっこんできて古参プロデューサーを悶絶させたりした訳です。デジタルアイドルライブといえども繪里子さんが居ないと生の天海春香は再生出来ないという事を改めて思い知らされました。これから先の事を考えてライブの完全デジタルアイドル化を期待していた僕は、やっぱりアイマスのアイドルも中の人由来の有限の時間の中を過ごしており、中の人が居なければライブは成立しないのだなぁ…と気付かされました。

MRライブもセカンドシーズンが終了して、おそらくこの後に控える3rdシーズンで765ASの全てのアイドルが主演公演を果たすでしょう。その後765ASにどの様な展開が待っているか全く解りませんが、僕は出来る限り春香Pを続けるつもりですし、いよいよ供給が絶たれたら自分の出来る範囲の自炊をしていきたいなと考えています。本当にアイマスって罪深いコンテンツですね…。

 

今回はちょっと重めの話でした。お口直しに最近はまっていたカスタムキャストで作った春香さんをどうぞ。これも供給が薄いための代償行為…なんでしょうね^^;

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現時点での最終形態のカスタムキャスト春香さん