アイマスVRライブの可能性

 どうも、底辺春香PのそうPと申します。前回のエントリからだいぶ時間が経ってしまいました。リアルが忙しすぎるのも考えものですね、ほんと。

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 プロデューサーミーティングの翌朝、ホテルの部屋から東京体育館を望む

 

【3次元と2次元】

 自分の「アイドルが好き」と言うパラメーターは、思春期に「おニャン子クラブ」の洗礼を受けたことから始まりまして。大学浪人で予備校に通うため上京してからはエコーはがきで手紙出しまくったり、放送局でアイドルの出待ち入り待ちしたり、今から思えばかなりアレな事してました。(←クズ)

で、今で言う「推しメン」がとんでもなく売れなくて、(と言ってもシングルCDは出せば3000枚は売ってたのよ?)事務所の都合で引退させられて故郷に帰って行ったり、傷心を癒やすため推し変したアイドルさんの見てはいけない様な現場を見たりと、なんやかんや有りまして。大きな挫折を味わってからは、3次元のアイドル現場からは暫く離れていました。もともと2次元が大好きでもあり、「惨事はもういいわ!」とそちらに退避したわけです。ちなみに「ゲームはナムコ」世代の僕はワンダーモモワルキューレフェリオスもリアルタイムでやってましたし、大好きでしたw

 なので、春香のあのエンディングを見て春香Pになってからも、暫くはガールズもライブも全然興味有りませんでした。だって僕が好きなのは天海春香であって、中村繪里子では無かったから。

でもある日の夜、いつもの様にSP春香さんをプロデュースしてから寝ようとして、その前にちょっとニコ動を見ようと開いたときに衝撃的な動画を見つけてしまったのです。

www.nicovideo.jp

 その頃ニコ動に上がってくる春香さん動画は「黒春香」動画ばっかり。でも僕はそれがなんか行き過ぎてる感じがして大嫌いだったので意識的に避けていたんですが… でもこの春香さんの目!ついついクリックしてしまったのです。(きゅぴーん)

で、流れてきたのは…声優と言うにはあまりにもフリーダムな繪里子さんのトークとそれを包んでくれる(いや殴り返してくる?)、ガールズ達の楽しげなラジオ番組だったのです。それからと言うもの、今まで全然興味が無かったアイマス系ラジオ動画を夜な夜な聴きまくる生活となったのは言うまでも有りません。中でも「春香Pだから」と言う訳では無く、中村繪里子さんの頭の回転の早さと博識(ぶった感じも含めてw)な人となりに凄く興味を持ってしまい、長らく封印してきた3次元の芸能人のファンになってしまったのです。 

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繪里子さんのライブ、なかむランドより可愛い繪里子さんの図


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繪里子さんはまだまだステージ衣裳がお似合いのようです

 

【中の人、外の人】

今回のプロミで出てきた、VR春香さん。これから先、他のアイドルも出てくるかも知れませんよ?と繪里子さんがアナウンスしておりましたが、間違いなく出てくるでしょうね。アイドルが題材のコンテンツとしては異例とも言える10年を超えて続くアイマスですが、やはり中の人達の事を考えるといつまでも2.5次元ライブをやらせる訳にはいかないでしょう。40才を超えて2次元のアイドルと同じ可愛らしいステージ衣裳を着て、エネルギッシュなライブをやる…。体力的にも精神的にもかなりキツイと思います。

本来ならもっと早い時点で幕引きをするべきだったのかも知れませんが、幸いなことにアイマスは10周年を超えてここまで来てしまいました。しかしながら765ASにはいまだ熱いファンも沢山付いてるしこのまま終わらすのは惜しい…だったら新たなアイドルライブの形を模索してみよう、765ASはその役に適任ではないか?とバンナムは判断したんじゃないかなぁ、と思います。

2010年の7月18日にNHKで放送された「MAG・ネット」のアイマス特集で、アイドルマスターrelationsの作者の上田夢人さん、電撃のイマイチPさん、オタク系モデルだった荒木ビビさんの対談が有ったんですね。その中で荒木さんが「ゲームキャラのアイドル達だけのライブが見てみたい」と発言したのですが、他のお二人がこの話題をさらっと流して終わらせててね。

で、理由を考えるに当時としてはゲームキャラでのライブと言うのはまだまだ荒唐無稽な話であり、アイマスのライブは中の人が作り出す2.5次元ライブであり、中の人の存在が有ってこその765ASというのが大正義だったんだろうな、と。(番組もエンディング近く尺の関係も有ったんでしょうけど)

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お三方の対談の図。キャラと中の人の融合がアイマスの特殊性とのお話

 

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同番組より、ざわわんの歌入れ中のショートカット繪里子さん♡

 

しかしあれから7年が経ち、あのあさぽんが30歳という現実を直視した場合、765ASの「延命」のためにはVRライブという手段がいよいよ必要になってきました。今回のVR春香さんはそのための布石と言うか、予告の為の存在だったんでしょう。ハイテク二人羽織で開催される、2次元アイドル達のステージ。ガールズが見られないのは残念ですがこれはこれで見てみたい。

未だかつて誰も到達したことの無い10周年という未踏の世界に踏み込み、道を切り開いて行く765AS。賛否両論有るかと思いますが、応援せざるを得ないのかなぁとぼんやり考えている次第であります。

 

今回も駄文にお付き合い頂きましてありがとうございました。